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ケース1:お店から遠くなるほど客単価が高くなっている。
下の表1は、前回ご紹介した住宅街にある生鮮品を主体とした200坪程の地域密着型のAスーパーのプラチナ会員のエリア別購買状況です。

A地域、B地域を比べると、購買行動にそれほどの違いは見受けられませんが、C地域、D地域とお店から遠くなるほど1回の買上金額・点数が少なくなる一方で、1品単価が高くなっています。月間の来店日数にあまり差がありませんから、同じプラチナ会員といえども、お店から近い会員の方が月間買上額はより高いという事になりますが、お店から遠い会員は、単価の高い商品をお求めになっている事がわかります。前回お話したようにD地域の会員は鮮魚の良さを支持しているなど、このお店の品質を信頼されているお客様と言えます。
考えられるアクション事例
・D地域会員に対してこだわり商品のクーポン券を送付
・遠方地域に向けて鮮度の良い鮮魚やこだわり品をアピールしたチラシを配布
など |
ケース2:お店から近いほど来店頻度が高く、遠いほど客単価が高い。
同様の分析を、深夜営業を行なっている郊外型のBスーパーで行なってみました。売場は300坪ほどで駐車場を完備しています。

こちらの場合は、E地域とF地域で月間の来店日数に差がありました。お店から近い会員の方が来店日数が高かったのです。一方で1回の買上金額はF地域の方が高くなっていますから、E地域会員はこまめに、F地域会員はまとめ買いをされていると考えられます。また先程のAスーパー同様にお店から遠い地域の会員の方が1品単価が高くなっていました。
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考えられるアクション事例
・F地域会員に対してこだわり商品のクーポン券を送付
・チラシ代わりに月間の販促カレンダーを手渡ししてイベントごとの来店を促進
・冷凍食品などにはドライアイスのサービス
など
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ケース3:お店から遠いほど夜のお買物が多くなる。
Bスーパーは深夜営業を行なっていますので、地域の違いでお買物される時間が異なるのかを検証してみたのが次のグラフです。

惣菜を含む生鮮4品の、夕方から深夜にかけての買上金額と客数を時間帯別にグラフにしました。
500m圏内、圏外の、1日の客数が異なりますので、それぞれ1日の客数が1000人あたり、各時間帯の客数を折れ線グラフで、買上金額を棒グラフで表しました。
500m圏内の会員は17時から18時にかけて客数・買上額共にピークを向かえ、その後は時間が遅くなると共にグラフは下がっています。それに対して500m圏外の会員は、18時のピークの後、20時まではグラフは下がっていますが、21時から22時にかけてグラフが上がっています。という事は、500m圏外の会員の方が遅い時間に買物しているという事です。
周辺の競合店よりも遅くまで営業しているから、わざわざ遠くから来店されていると考えられます。
Bスーパーでは、単に営業時間を延ばすだけでなく、お惣菜は夕方以降に調理したものを並べ、調理に手間と時間のかからない半加工品やカップ麺なども充実させるなど、夜遅くに来店されるお客様を意識した品揃えが充実している事も深夜に来店が多い理由の一つでした。またこれらのお客様は、夕食・夜食だけでなく翌朝の朝食も併せてお求めになっていましたので、パンやサラダの品揃えを充実させる事としました。
考えられるアクション事例
・調理に手間暇のかからない食材を充実させる(惣菜・半加工品・カップ麺など)
・翌朝の朝食向け食材の品揃え(パン、サラダなど)
など |
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